目次
基本情報
- 試験日:2013年10月27日(日)
- 投稿者:田口泰久
- 勉強形態:独学
- 受験回数:1回
- 勉強時間:20時間弱(9日間)
2013年10月17日
漢検協会から届いた受験票を見て申し込んでいたことを思い出し、漢検協会が出しているステップ(問題集)と過去問題集の2冊を慌てて購入。試験まであと10日…間に合うかな?
2013年10月19日:60分
ステップ1~ステップ3。「読み」は予想以上に出来る反面、「書き」はポロポロと間違えてしまう。しかしそれ以上に「部首」や「四字熟語」、「筆順」がヤバイことに気づいて嫌な気持ちに…。
2013年10月20日:280分
ステップ4~ステップ18(+力試し3回分)。このままのペースでは間に合わないのでペースアップを図らないと…。過去問をチラ見したところ、3級では「筆順」が問われないことに気づいたので今後は無視することに。
また、「部首」も200点中10点しか配点がないので、とりあえず「読み」「書き」を優先することにして問題を解きまくります。
2013年10月21日:140分
ステップ19~ステップ27(+力試し1回分)。脳が少しずつ「漢字脳」になっている気もしますが、四字熟語は相変わらず「読めるけど書けない」状態で苦しい状況。
とりあえず、分からない四字熟語はその場でネットを使って調べるようにして、単なる暗記ではなく意味を理解するように努めます。
2013年10月22日:150分
ステップ28~ステップ35(+力試し2回分)。部首も特殊なものを除いてなんとなく分かるようになってきました。【とらがしら】とか【しんのたつ】とかカッコイイ!
2013年10月23日:190分
昨日でステップを1回転したので、まずは間違えた問題のみを復習。相変わらずポロポロ間違えてしまうものの、なんとなくいけそうな気がしてひと安心。
その後、巻末の総まとめテストを行う。制限時間は60分だが20分で完答。自己採点の結果は180点とまずまずの数字。
四字熟語が20点満点だったのが嬉しかった反面、しょうもないケアレスミスもいくつかあったので、本番では気をつけないといけない。とりあえず、これで問題集は終了。あとは過去問題集をやるのみ!
2013年10月24日:120分
過去問1~過去問5。予想以上に解ける!四字熟語や部首名もかなり分かるようになってきました。過去問をやっていて、過去に出題された問題が繰り返し問われる傾向にあることに気づきました。
2013年10月25日:150分
過去問6~過去問13。これで過去問題集も1回転終了。全13回の全ての問題(制限時間60分)を、15分以内で180点以上取れたので、本番はまず問題なく合格できそう。
2013年10月27日:90分
試験日当日。以前に間違えた問題を全て再チェック。ポロポロと間違いが見つかったのでマークしておいて、直前に最終チェックをすることに。
試験は13時40分からだったので、準備をして12時すぎに家を出ました。最寄りのバス停から30分バスに乗って、5分少々歩くとあっという間に試験会場の高千穂大に到着。
他の級の試験終わり?で大学から出てくる人たちの年齢層の低さに驚きつつ、同世代のアラウンドサーティーを探す…なにこの、ウォーリーを探せレベルの難題。
友達から借りたウォーリーを探せに、ボールペンで丸をつけて返した「極悪非…古き良き思い出」が走馬灯のように蘇ります。
ひとまず大学に入って受験会場を確認した後、自販機でコーヒーを買って、外のベンチで最後の復習をしました。
周りを見回すと結構ガツガツやっている人が多かったんですが、私は先ほどのウォーリーを探せで疲れてしまい、あまり身が入らなかったのでボーっとして時間をつぶしました。
試験開始の25分前になったので試験教室に向かいました。3級の受験会場の前には雨後の筍のように小中学生がたくさんいましたが、多くの受験生が私と同じ漢検協会の公式テキストで勉強していました。学校の公式教材として使われているのかな?
教室の入口に座席表が貼られていたので座席を確認し、教室が開放される20分前まで少し待ちました。教室に入ると参考書等を確認することは出来ないらしく、ギリギリまで教室の外でがんばる若者をよそ目に、開放後、一目散に席に向かってひと休み。
ただ、席に座ってもやることがなかったので、周りの席の答案用紙に目をやったところ、後ろの席の答案用紙には「1998年」と書かれていました…(※漢字検定の答案用紙には名前と生年月日が予め書かれています)。
1998年といえば…モーニング娘やゆず、宇多田ヒカルがデビューし、パイレーツの「だっちゅーの」が流行語大賞に選ばれたあの1998年である。うん、普通に最近の話しですよね…。ちなみに、松坂世代の私はその時、高校3年生でした。思えば遠くへ来たもんだ。
あまりの年の差に耳キーンとなりつつ、横の答案用紙を見ると…おや?2なんとかという数字が見えますが…2002年!あぁ、もう世紀が違う。
ウォーリーを探せとか絶対に知らない。焼きそばUFOの湯切りで失敗して麺を流しにぶちまけたこととか絶対にないでしょ…。
ショックを引きずりつつ、湯切りするときって流しが「ベコっ」て音がして毎回びっくりするよなぁ…なんて考えているうちに試験開始10分前。席も結構埋まってきました。
改めて周りを見回してみると、男女比はだいたい1:2ぐらいで、出席率は90%ぐらいかな。受験生の大半は、小学校高学年~中学生ぐらい。私の老後は皆さんの双肩にかかっています。しっかり頼みますよ…と心のなかでつぶやく。
試験官は若い男女2人で、男性が注意事項を読み上げます。答案用紙の名前等が間違えていないかチェックした後に、ふりがなを記入し、男女のどちらかにマークをしました。
名前や受験番号は最初からマークされており、記入箇所を必要最低限に抑えていて工夫しているな、と思いました。
答案用紙と問題用紙は左側が糊付けされていて、最初から机に置かれていましたが、こちらも中身が見えないようにきちんと工夫されています。その後、試験官の指示に従って、答案用紙と問題用紙をミシン目にそって切り離します(上の画像は切り離し後)。
13時40分。定刻通り試験開始。
雑誌の袋とじのような形になっている問題用紙をめくって問題を見る。全ての問題をザーッとチェックしたところいたって普通の問題だったので、1から順番に解いていくことに。2、3問ほど怪しいところがあったものの、それ以外は自信を持って答えを書くことができました。
見直しをして時計に目をやると14時10分。試験終了まで30分もある…ここは悠々と途中退出して、周りの若い小中学生たちに「霊長類なめんな!(織田裕二ふうに)」と大人の厳しさを見せつけてやろうと思いましたが、途中退出は問題用紙を持ち出せないと言われ、「ここにいるのみんな霊長類だよね…」と思い直し、最後まで良い子にして待つ。
14時40分、試験終了。後ろから前に答案用紙を回して、最後に試験官が枚数を確認してようやく解散。若者の波に飲まれる前にとっとと帰ろうと思って立ち上がった時、斜め前にきれいなお姉さんが座っていたことに初めて気づいたが時すでにお寿司、いや遅し。
暇を持て余していた30分間、何をやっていたんだ!と自分を責めながら家路につきました(※試験の内容はさっぱり忘れました)。
2013年11月1日
漢検協会から模範解答(問題用紙・解答用紙)が郵送されてきました。試験結果は11月26日に郵送するのでそれまで待つか、11月18日にWEB上でもチェックできるからそれを見てね、とのこと。
2013年11月18日
WEB上で合否照会ができるとのことでしたので、漢検協会の公式サイトの「個人受験合否結果サービス」ページにアクセスし、会場番号・受験番号・生年月日・電話番号を入力して合否の確認をしました(会場番号・受験番号は受験票に書かれています)。
結果は予想通り「合格」でしたが、具体的な点数は書かれておらず、合否結果の資料が郵送されるのを待つしかないようです。WEB上で点数まで分かればいいのにね。
2013年11月28日(まとめ)
漢検協会から「折り曲げ厳禁」と書かれた封筒が届いたので、早速開封してみたところ、検定結果通知と合格証書、合格証明書が入っていました。
採点結果通知には合計点だけでなく各設問事項の結果詳細や、正解率レーダーチャートも掲載されており、自分の強い分野や弱い分野が一目で分かるようになっています。
また、合格証書は下にきちんと厚紙が敷いてあって折れにくいように配慮されていました。合格証明書は、高校受験や大学受験等で漢検合格を評価してもらうさいに提出するんでしょうか。
きっちり2部用意してあり、しかも切り離しやすいように切り込みまで入っていました。さすがは漢検協会!
- 得点:198点(満点は200点、合格点は140点以上)
- 読み:30点/30点
- 同音・同訓異字:30点/30点
- 漢字識別:10点/10点
- 熟語の構成:20点/20点
- 部首:8点/10点
- 対義語・類義語:20点/20点
- 漢字と送りがな:10点/10点
- 四字熟語:20点/10点
- 誤字訂正:10点/10点
- 書き取り:40点/40点
部首で2点の取りこぼしが合った(「墨」と「翌」)ものの、198点で無事に合格。どうせなら満点を取って「満点賞」なる賞状もほしかったですが、準備期間を考えると上出来ではないでしょうか。
なお、解答はなるべく丁寧に、漢字のトメ・ハネ等にも気を遣って書いたからか、「答えは合っていたのに不正解」という問題は1問もなかったです。これから受験される方は、あまり神経質になる必要はないと思います。
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