目次

基本情報

  • 試験日:2013年11月8日(金)
  • 投稿者:田口泰久
  • 勉強形態:独学
  • 受験回数:1回
  • 勉強時間:約40時間(12日間)

2013年10月27日

テキストと問題集
テキストと問題集

 3級は漢検協会の公式テキストを使いましたが、書店でひと通り立ち読みした結果、2級はWEB上でも評判の良い高橋書店の頻出度順問題集を使って勉強することに決めました。

 ついでに過去問題集(こちらは漢検協会のもの)も購入したんですが、よく考えてみると2冊もやる時間はないような…まぁいっか。

 その後、家に帰ってからCBT試験の申し込みをしました。仕事の関係上、11月の第2週までに2級にケリを付けないといけないんですが、どう考えてもスケジュールに無理があるような…。

 とりあえず、ギリギリの11月8日開催分に申し込みをしました。受験地は大手町にある漢検の東京事務局。職場から歩いていける距離なのでありがたいです。

2013年10月28日:60分

 頻出度Aの「読み」①~⑨。今日から2級の勉強スタート!…が、3級に比べると確実に難易度が上がっていて初っ端から不安…。いきなり2級ではなくて、準2級→2級にすれば良かったかも。

2013年10月29日:310分

 頻出度Aの「書き取り」①~⑨(120分)。初見で6割~7割ぐらいの出来。全く手も足も出ないというわけではなく、なんとなく書けないというもどかしい感じ。「春秋に富む」とか日頃使わない言葉はすぐに出てこない…。

 頻出度Aの「四字熟語」①~④(100分)。初見でほとんど書けずに非常にやばい状態。3級の勉強と同様、漢字だけでなく意味もきちんと押さえようとするとどうしても時間がかかってしまう。

 頻出度Aの「送りがな」①~③(40分)。最初はなんとなく直感で解いていたんですが、活用を意識するようになってから正答率が上がりました。間違えてしまった「甚だしい」「脅かす」「膨らむ」等は、何度も声に出して目と耳を使って覚えるように工夫しました。

 頻出度Aの「誤字訂正」①~②(50分)。初見で6割~7割ぐらいの出来。「書き取り」と同様に、全く手も足も出ないというわけではなく、なんとなく書けないというもどかしい感じ。

2013年10月30日:250分

 頻出度Aの「誤字訂正」③~⑤(70分)。初見で6割~7割ぐらいの出来。頭が徐々に漢字脳になってきたのか、なんとなく漢字を類推することが出来るようになってきました。迷ったり悩んでいる時間はないので、とりあえず全力で頑張るだけ!

 頻出度Aの「対義語・類義語」①~④(100分)。初見で7割ぐらいの出来。「総合」の反対が「分析」って…この辺は割りきって覚えるしかないのかな。

 「星霜」とか「騰貴」とか日頃使わないような言葉も難しい。とりあえず、意味の分からない言葉に関してはWEBで検索をかけてその場で理解するように心がけています。

 頻出度Aの「同音・同訓異字」①~④(80分)。初見で7割ぐらいの出来。間違えた問題はとにかく何度も書いて覚える!書いて覚える勉強法には賛否両論あるけど、個人的にはこの方法が一番だと思います。

2013年10月31日:190分

 頻出度Aの「部首」①~③、頻出度Aの「熟語の構成」①~③(120分)。部首は初見で6割ぐらいの出来。「執」「亜」「丙」「且」などに小声でツッコミを入れつつ、割りきって覚えてしまうことに。

 熟語の構成は、当たり前ですが3級よりも難しくなっていて、見たこともない熟語もちらほら。ただ、こちらも慣れが重要だと思うので逃げずに取り組もう。

 頻出度Aの「読み」①~⑨、「書き取り」①~⑨の間違えたところを復習(70分)。2回目ということもあり、結構分かるようになってきたぞ!

2013年11月1日:150分

 頻出度Aの「四字熟語」①~④の間違えたところを復習(60分)。昨日の「読み」「書き取り」同様、2回目になると正答率がグッと上がるので勉強していて楽しい。

 ただ、「一陽来復」などの日頃使わないような四字熟語はまだまだ厳しいし、「進取果敢」と「迅速果断」を混同してしまったりと、まだまだ課題は残っています。

 頻出度Aの「送りがな」①~③、頻出度Aの「誤字訂正」①~⑤の間違えたところを復習(30分)。送りがなは間違えるところが決まっているので、単語カードを作成して個別に対応することに。誤字訂正はコツを体得したのか、かなり出来るようになってきた!

 単語帳作成&復習(60分)。2回連続で間違えたものと、結果的には正解だったけど怪しいものをピックアップして単語帳を作成。結構な量になってしまったけど、細切れの時間を見つけて何度も繰り返し目を通すようにしよう。

2013年11月2日:300分

 頻出度Aの「対義語・類義語」①~④、「同音・同訓異字」①~④、頻出度Aの「部首」①~③、「熟語の構成」①~③の間違えたところを復習(110分)。

 間違えた漢字はその都度、WEBで意味を調べるようにしています。単なる暗記よりも意味とセットで押さえたほうが頭に残りやすいと思うから。

 頻出度Bの「読み」①~⑤、「書き取り」①~⑥(190分)。今日から頻出度Bに突入!読みに関してはほとんど大丈夫そうな感じなんですが、逆に書き取りが正答率5割前後とかなり苦しい状態。

 「餅」「羨」「蔑」など生まれて初めて書く漢字もちらほら。また、「溺」「瓦」「牙」「嘲」には要注意ですね。

2013年11月3日:0分(おやすみ)

 たまには休んでもいいじゃない、人間だもの(みつを)

2013年11月4日:180分

 頻出度Bの「四字熟語」①~③(110分)。初見で5割弱の出来。相変わらず「なんとなく分かるけど書けない」というものが多くやきもきするけど、本番はふりがなのヒントがあるのでなんとかなりそう…かな。

 あとは「穂状花序」等、字面だけを暗記するのが辛い四字熟語は、ネットで画像検索して文字と画像のセットで押さえることにしています。

2013年11月5日:310分

 頻出度Bの「対義語・類義語」①~③、頻出度Bの「同音・同訓異字」①~④(140分)。初見で8割前後の出来。これらに関しては特に問題無さそうな感じ。

 頻出度Bの「部首」①~②、「熟語の構成」①(80分)。部首は相変わらずボロボロ。「衷」「衰」「哀」のような間違えやすい部首は紙に書いて壁に貼ることにしました。

 頻出度Bの「読み」①~⑤、「書き取り」①~⑥の間違えたところを復習(90分)。頻出度Bも2回転目に突入。ちらほらと間違えてしまう問題もありましたが、総じて出来は良い感じ。

2013年11月6日:420分

 頻出度Bの「四字熟語」①~③、頻出度Bの「送り仮名」①~②、頻出度Bの「誤字訂正」①~②、頻出度Bの「対義語・類義語」①~③、頻出度Bの「同音・同訓異字」①~④、頻出度Bの「部首」①~②、「熟語の構成」①の間違えたところを復習(100分)。かなり良い出来。「合格」の2文字が見えてきた!

単語カード
単語カード

 単語カードの復習(40分)。出来はまずまず。完全に理解できたものは単語帳からどんどん外していきました。残ったものについてはこまめに目を通すように心がけます。

 巻末の模擬試験2回分(60分)。第1回は解答時間は13分で、点数は175点。第2回は解答時間は14分で、点数は177点。まだまだ合格を確信できる位置ではないものの、どちらも合格圏内だったのでまずは一安心。残り2日間、気を抜かずにがんばろう!

 頻出度Aの総復習(220分)。今回は初見で間違えてしまった問題だけでなく、全ての問題を解き直して対策に漏れがないか確認しました。案の定、初見では出来たのに解けない問題がちらほら見つかったので、1つ1つ丁寧に潰していきました。

2013年11月7日:220分

 過去問題集・第1回~第5回(120分)。5回とも全て180点以上でした。このまま6回目以降をやるよりも、頻出度順問題集に戻って要復習ポイントを再確認したほうが良いような気がしたので、残り7回分を残して過去問題集を使った勉強は打ち止めにすることにしました。

 頻出度Aの復習(40分)、頻出度Bの復習(60分)。ここまで来ると、何度やっても間違えてしまう問題は両手で数えるぐらいしかないので、ひたすら書いて体で覚えてしまうことに。

2013年11月8日:10分

 試験は11時からなので、最後の復習を…と思っていたんですが、どうもやる気が起きなかったので普通に仕事をして時間を潰しました。

 その後、余裕を持って9時45分頃に会社を出たんですが、10時前には試験会場に着いてしまったので、地下1Fのカフェでコーヒーを飲みながらCBT受験の注意事項などを確認しました。

試験会場の待合室
試験会場の待合室

 10時半になったので20階の試験会場に向かいました。受付で受験日と名前を書くと、アンケート用紙を渡され待合室に案内されました。

 手前のイスだけフカフカなのはなんでだろう…?と思いつつ、アンケートを埋めてボケーっとして時間をつぶしました。ちなみに、荷物は指定のロッカーに入れます。

 その後、若い男の子2人(大学生ぐらい?)と親子が待合室に入ってきたんですが、全員、スーツ姿の私を試験官と勘違いして「お願いします」と挨拶してきました。

 わざわざ説明するのもアレなので、さわやかな笑顔で「がんばってください。」と返し、漢検協会のイメージアップに貢献しておきました(※その後、すぐに受験生ということがバレたのは言うまでもない)。

 10時50分。試験官のお姉さんが待合室に入ってきて、受験する4人(付き添いのお母さんを除く)がCBTの試験会場に案内されました。

 試験会場は30人弱くらいが入れるキャパで、席は1席ごとにきちんと仕切られていて隣が見えないようになっていました。

 指定された席に座ると既に名前が表示されていました。試験の注意事項と操作方法の説明を受けた後、各自のタイミングで試験開始!

 練習問題1→試験問題1→練習問題2→試験問題2→…というような流れで解いていきます。なお、解答時間は個別で自動計測され、練習問題を解いている時間はカウントされない仕組みになっていました。すごい!

 また、CBT試験は「キーボードで入力する問題」と「タブレットで入力する問題」に分かれていますが、タブレットのほうは慣れるまでに少し時間がかかりました。

 漢字検定はハネやトメも採点対象になりますので、出来るだけきれいな字で丁寧に書くことを意識しました。

 とりあえずひと通り解いてみましたが、分からないところは1か所だけで、それ以外は自信をもって解答することが出来ました。

 全ての見直しをした時点で50分ぐらい経っていましたが、残っていてもやることがないので静かに席を立って試験会場を後にしました。

 待合室に戻ってロッカーに預けていた荷物を取り出して、ロッカーの鍵とアンケート用紙を提出して試験は無事終了。お疲れ様でした!

2013年11月16日(まとめ)

検定結果通知書
検定結果通知書

合格証書
合格証書

合格証明書
合格証明書

 漢検協会から「折り曲げ厳禁」と書かれた封筒が届いたので、早速開封してみたところ、検定結果通知(左画像)と合格証書(中央画像)と合格証明書(右画像)入っていました。

 採点結果通知には合計点だけでなく各設問事項の結果詳細や、正解率レーダーチャートも掲載されており、自分の強い分野や弱い分野が一目で分かるようになっていました。さすがは漢検協会、細かいところまでぬかりがないです。

  • 得点:188点(満点は200点、合格点は155点以上)
    • 読み:30点/30点
    • 熟語の構成:18点/20点
    • 部首:10点/10点
    • 四字熟語:30点/30点
    • 対義語・類義語:20点/20点
    • 同音・同訓異字:20点/20点
    • 誤字訂正:6点/10点
    • 漢字と送りがな:10点/10点
    • 書き取り:44点/50点

 上にも書きましたが、分からないところは1か所だけでしたので、その他の減点(10点前後)は「トメ・ハネ」等で不正解になった可能性が高いです。これから受験する方は、「トメ・ハネ」等を強く意識して解答することをおすすめします。

 なお、合格証書は下にきちんと厚紙が敷いてあって折れにくいように配慮されていました。合格証明書は、高校受験や大学受験等で漢検合格を評価してもらうさいに提出するんでしょうか。きっちり2部用意してあるところが漢検らしいです。

 CBT受験を振り返ってみると…パソコンで解答する関係上、問題を持ち帰ることが出来ないので「自己採点できない」というデメリットは有りますが、「自分で試験日を選べる」「約1週間で合否がわかる」というメリットのほうがはるかに大きいので、個人的にはとても良い制度だと思います。

 とりあえず、漢字検定の勉強は2級までにしておいて、これからは勉強を通して得たヒントを活かして漢字勉強ナビのコンテンツ作りに励みます。最後まで読んでいただきありがとうございました!